よもやま話

知識と経験はどちらが重要か?

何をするにも、経験があればスムーズに事が運ぶ。私の趣味の一つである料理もしかり。
例えば調味料一つとっても、「早めに入れた方が具材が柔らかくなるもの」もあれば、「早めに入れると、その調味料の風味が出来上がる頃には消えてしまうもの」もある。
料理後半の味見で、「味が薄い」と感じ調味料を多めに入れたことで、今度は辛すぎて食べられないという事も実際に何度も経験している。

火加減もそうだ。最初に表面に焦げ目をつけてから、じっくり弱火で火を通す物もあれば、最初から最後まで弱火で調理したほうが良い物もある。火を強くし過ぎれば身崩れを起こし、弱すぎれば待てど暮らせど火が通らない。更に、煮物などの色々な具材を煮る場合には、具材により火に入れる順番やタイミングの微妙な調整が必要となる。

このあたりは経験の有無が大きく左右するのだ。

 ①過去の失敗(味付け順序など)という経験を経て、
 ②その理由を調査(Webなどで)し、
 ➂「次こそは失敗しない」と心と記憶に留める

上記を経て、初めて自らの知見となる。まさに、この繰り返しである。

本当であれば、①の「失敗」をしなくても、事前の調査(②)をしておけば、最初から上手く調理できるのだが、なかなかそうならないのが我ながら不思議だ。
おそらく、最初から調査することを「面倒」と感じてしまうことや、「失敗するかもしれない」という「予測」をしていない事が、根底にあるのかもしれない。

さて、本題に戻ろう。料理の場合は、知識と経験は以下となる。

知識:どのような順序や火加減で料理すれば良いかをあらかじめ習得済である
経験:身崩れしたり、辛すぎたりして食べられない経験をしたことがある

今の私は「経験(失敗)」⇒「予測・調査」⇒「知識」⇒「経験(成功)」となっている。
本来は「予測・調査」⇒「知識」⇒「経験(成功)」となりたい訳だ。
つまり「本来は知識」を優先したいが、「経験が多くの場合にはトリガになるので経験も大事」という結論になるのであろう。

私の仕事(品質コンサル)は、過去の私自身の経験(失敗)に基づき、遂行しているので、「経験(失敗)」ではじめるループにおいて、自分自身は「知識」までを経験済で、お客様には最後の「経験(成功)」をご提供しているという事になる。
もしかすると、料理もあと数年継続することで、「下手の横好き」から脱し、「経験(成功)」をお客様へご支援することが出来る様になるのだろうか。
楽しみだ。

Engin AkyurtによるPixabayからの画像