前回、仕事に対する「楽しさ」をどう感じるかについて、私の例をご紹介しました。私の場合には「新しい仕事」「チャレンジングな仕事」に大きな充実感を感じ、これが「うまく進んでいる時」に「楽しい」と感じる事をご紹介しました。
その後、前回の記事を読んで頂いた方から次の質問を頂きました。
「うまく進んでいる時に楽しいと感じる」と言っているが、「うまく進んでいるか否か」という判断は、人により基準が異なるはず。そのあたりの意見を参考までに聞いておきたい。
これまた、難しい質問を頂きました。ここは真面目に、品質のプロである当社のポリシーとも照合し、答えを導きたいと思います。
一般的には、「作業がうまく進む」という言葉は、以下を表現しているものと考えます。
- 現状は、当初予定した工数(予算)でスケジュール通りに進んでいる
- 現状は、品質的にも問題ない
- 今後も、予定通り(納期まで)に完了する見込みである
つまりQCD(Q:品質、C:予算、D:納期)のどれもが、着実に進んでいるという事ですね。
前回(PART1)での私の主張と結合してみると、私は以下の条件の時に楽しいと感じるという事になります。
仕事の内容 | 「新しい仕事」「チャレンジングな仕事」 |
仕事の状態 | QCDが着実に進んでいる時 |
でも、このような条件を成立させるのは、とても難しいことは明白ですよね。なぜなら…
- チャレンジングな仕事は、難易度も高く、高品質の確保(Q)は難しい
- 新しい仕事は、経験が無いことから、発生する作業の予測が出来ず、予算立て(C)が難しい
- 「新しく、チャレンジング」であることから、一般的に納期遅延(D)のリスクが高い
実は私は比較的、「常に新しい物好き・好奇心旺盛」でもあるのですが、その一方で、「石橋をたたいて渡る(たたきすぎ?)」という性格も持ち合わせています。前者が「仕事の内容」に反映され、後者が「仕事の状態」に反映されているんだと、自己分析しています。
mohamed HassanによるPixabayからの画像