よもやま話

モノの見方

みなさん、高校の「社会」って得意でしたか?

私は「地理」「日本史」「世界史」が苦手…というか嫌いでした。

どうして嫌いだったかと言うと、(どこかの誰かに怒られるかもしれないけど)
「無意味としか思えなかった」
から。どこぞの地名や、何年に何が起きたかなんて、地図や年表を見ればいいじゃん、と本気で思っていたし、今でもそう思っていたりします。

でも、どうしてそこに山脈が出来たのか…プレートテクトニクスで、プレートがぶつかって、片方を持ち上げたから山脈が出来た…とか、阿蘇・浅間・有珠などの音が似た地名の由来…日本の古代語の火山を表す単語から来てるのでは…とか、宗教の宗派がどうして別れたのか…離婚したかったり、兄弟喧嘩の結果だったり…なんてのは大好き。

要は、その原因があって、結果こうなった、というストーリーがあるものは好きだけど、「単純に覚えろ」っていうのには拒否反応を示してしまうようです。

別に私の社会系教科へのスタンスが良かった・悪かった、ということを言いたいわけではなく、こういう気質だったせいで、私は普段から以下のような感じでモノを見ていたみたいです。暗記は嫌いだったけど、好奇心は強かった、という感じですかね。

  • 表面的に見るだけでなく、その要因を知ること
  • どうしてこうなったのか、という流れを追うこと

これ、偶然にも品質にも有用な「モノの見方」だと思います。バグが出たら治す、だけでなく、どうしてバグが出たんだろう?ここを変えておけば、そもそもバグなんて作り込みようがないよね…。

ただ、もうひとつ、歴史のストーリーって、結構、為政者に都合よく書き換えられていることが多い、というのは前提として頭においておく必要があると思います。

たとえば、今川義元は大軍だったのに少数の織田信長軍にコテンパンにやられたボンクラ大名だ、とか、明智光秀は卑怯者の逆臣だ、とか、そういうのは織田政権や豊臣政権に都合の良い見方であって、実は…なんてのが、最近の大河ドラマになっていたりしますよね。

さて、品質に置き換えたとき、自分に、自分のチームに、あるいは自社に「都合の良い」ストーリーでモノを見ていませんか?

  • この指摘は、お客様の使い方が悪いのであって、自分たちの責任ではない
  • このエラーは、他のシステムの影響であり、こちらのプログラムの問題ではない

果たして、それは本当に正しいでしょうか?歴史の場合は「時間が証明する」でも良いかもしれませんが、品質の場合はそれでは遅すぎるでしょう(その前に会社が存続できないかも)。だから、広く社会を知り、世界の動向を知って、その上で公平な視点を持つ、というのがとても大事なんじゃないか、と思っています。

あれ…? ということは、「社会」はやっぱり嫌っては駄目ですね。

1343024によるPixabayからの画像