よもやま話

漠然と考えること、具体的に考えること

みなさん、こんにちは。Qaidの松浦です。

早いもので、もう師走です。世間はコロナ禍ですが、師走といえば何かと忙しくなる時期です。

さて、みなさんは仕事が忙しくて回らなくなった時、上司にどのように報告をしますか?

  • スケジュールが厳しいので再スケジューリングして欲しい
  • 人が足りないので人員を補充して欲しい
  • 休日出勤しないと間に合わない!

このような理由は良く聞きますが、漠然としていて今一つ具体性に欠けます。これでは何が起こっているのか良くわからないので、上司がどんな対策を立てたら良いのか分からないのです。

師走に超繁忙な人は誰かと言えば、サンタクロース(間違いない!)

この人のクリスマスイブは間違いなく忙しそうだと思うのですが、やはり漠然としています。「忙しいのだろう」とは思うのだけど、もし何かを手助けしてあげたくても何ができるのかが良くわかりませんね。

漠然とした事柄を誰かに理解してもらいたい場合は、具体化することが必要です。ではサンタさんの忙しさを具体化してみましょう。

<サンタさんの事前準備>

12月23日までに以下を完了していること。

  1. 世界の子どもの中から「良い子」を選定
  2. プレゼントの用意
  3. 世界の「良い子」の巡回経路の検討
  4. ソリの整備
  5. トナカイの体調管理

この中で一番大変そうなのが『3. 世界の「良い子」の巡回経路の検討』でしょう。
サンタさんも、1日で世界中の子ども(良い子のみ)にプレゼントを配らなければならないので、前もって効率の良い巡回方法を考える必要があります。

サンタさんは、世界中を巡回する。それも一晩で。
日本→アメリカ→中国→再び日本… なんて回ってたら一晩では回り切れないことは目に見えています。

例えば、考えやすく、3人の子どもを巡回する時を考えると…
3人の子どもにプレゼントを配る巡回経路の候補は、 3!=1×2×3=6通りあり、その中から最適な順番を決める必要があります。

さて世界に目を向けてみると…
ユニセフの「2019年世界子供白書」によると、世界の子ども(18歳未満)の数は、23億3077万4000人!
https://www.unicef.or.jp/sowc/pdf/UNICEF_SOWC_2019_table1.pdf

これを基に、サンタさんの巡回経路のパターンを洗い出してみる(全員「良い子」とします!)。

2330774000!=???
我が家の計算機では計算できませんでしたが、プログラムを組んで計算したところ、9223372036854775808通りまで計算したところでパソコンが固まってしまいました。

コレに加えて、時差で夜の時間帯が異なる地域をどうするのかなど、さまざまな要因を付加して最適な道順を考えなければなりません。

とにかく分かったのは、漠然とした大変さから、具体的な大変さが明確になったことで、誰が見ても一人のサンタさんでは回り切れないってことですね。

ここまで具体的して、我々が何を手助けできるのかが明確になります。

世界の大人たちは、家族に子どもが増えると毎年12月の初旬頃に、サンタさんから依頼を受けます。

「上述の理由の通り、一人ではとても回り切れないので、自分の子どもの分だけ手伝ってください」と。

良い子がいないお家には残念ながら指令がきませんし、良い子なのに手違いで指令が届かないお家もあるかもしれませんが、今年も世界中の「サンタの指令を受けたお父さん・お母さん」がサンタさんの助手として働いています。こうしてサンタさんのボトルネックは改善され、任務を概ね全うすることができています。

どうですか?

漠然とした仕事の大変さを具体的にしてみようと思いませんか?
具体的にすることで助けの手が差し伸べられるかも知れませんよ。