品質

基準は与えられるもの?

みなさん、こんにちは。Qaidの松浦です。

今回は、基準について考えてみたいと思います。

私達人間は、色々な基準を決めて生きています。例えば以下のような感じです(厳密には違いますがイメージとして)。

  • 水が液体から気体に変わる温度と、液体から個体に変わる温度の差を100等分したものを1℃としよう。
  • 赤道一周の長さの4万分の1を1メートルとしよう。
  • 太陽が同じ位置に来る間隔を24等分してそれを1時間としよう。

こういった先人たちが考えた基準はとても便利なので、私達は日常的に使っています。
この基準のおかげで、-100℃の月面は「とても寒い」と想像ができますし、全長30メートルのシロナガスクジラは「すごく大きい」と分かります。
私達は、ある事柄の大小を決めるのに、基準を使用しているのですね。

  • 熱いのか寒いのか
  • 大きいのか小さいのか
  • 長いのか短いのか

さて、このコラムを読んでいる方は、少なからず品質に興味がある方だと思いますので、品質基準について考えてみましょう。

品質基準とは、ある工程の品質を表す指標になるのですが、その中に「バグ基準値」というものがあります。要はその工程で何件のバグを検出しますか?ということです。

あっ、みなさんは誤解をしていないと思いますが、「バグが無い=品質が良い」が全てではないですからね。 適切な工程でバグを消し去っていることが大事なのです。だから開発段階で「バグの基準値」を決めることが大切になってくるのですが、その話はまた機会があったらすることにしましょう。

話が脱線してしまいましたが、さてさてどうやって「バグ基準値」を立てましょうか。

答えを言ってしまうと、私にも分からないので「貴方が考えてください」ということです。

つまり「誰かに与えられるモノ」ではないのです。

「会社で決まっている数値があるのでその基準値を採用しています」という方も多いでしょう。それも一つの考えではありますが、さらなる高みを目指すにしても、地に足がついた施策を展開するにしても、今一度考えて見てください。

中学2年生のアキヒコ君は短距離走のランナーになる決意をしました。アキヒコ君の中学3年進級時の「タイムの基準値」を考えると以下のように色々な考え方があります。

  • 目指すは世界記録なので、現時点の世界記録を設定
  • 世界ジュニアの15歳の標準タイムを設定
  • 中学生日本記録のタイムを設定
  • 県大会の優勝タイムを設定
  • 学内の最高記録を設定
  • 去年の自分の50%増しになる

上述のように、色々な決め方がありそうですが、一つ確定しているのは、アキヒコ君の目指すものや今の実力を基にアキヒコ君が独自に決めて良いということです。

どのようなやり方で自分を成長させるのか、急成長が良いのか緩やかな成長が良いのか、などの様々な作戦がありますし、もしかしたら、他人と同じことをやっていてはダメで、独自の新しい方法が必要なのかもしれません。

ただし、絶対に外してはいけないのが、「実行可能」「継続可能」「目標達成可能」の三要素です。

どうですか? 自分の強みや弱みを理解し、自分ならではの根拠に基づいた基準値の設定、できそうですか?